平成15年 宅建 合格体験記1

■ 今までの自分を変えるつもりで、真剣に勉強した!
静岡市 出雲功士(26歳 受験1回 本試験35点)

● 「宅建」受験を思い立ったきっかけ
昨年、私は、ある詐欺商法まがいのトラブルに巻き込まれていた。そして、その件について相談にいった法律家と加害者側との電話のやりとりを真近で聞いていて、その処理の手際の鮮やかさに感動を覚えた。法的な知識があれば避けることのできた問題だっただけに、自分の無力さが歯がゆかった。そして、それと同時に「自分もあんなふうに(自由に法律用語を操れるように)なれたら・・・」という思いがわきあがってきた。 合格者 出雲さん
そんな時だった。静岡新聞に載った小さな広告が目にとまった。おしえコムの「宅建講座」の12月開講を知らせるものだった。
「宅建」という資格について、名前だけはきいたことがあったが、詳しいことは知らなかった。書店で資格関係の本を調べると、「法律系資格の入門的意味合いがある」と書かれていた。それでいて、取得後の活用度は高いらしい。いきなり行政書士や司法書士にトライするのは冒険なので、まずはこの資格にしようと心に決めた。私は、案内書を取り寄せるために、おしえコムに電話をした。
実は、他の学校にも資料請求の電話をしたのだったが、電話応対の誠実さ(今思うと、最初に電話に出られたのが久保先生だった)/通いやすさ(無料駐車場がある)/ライブ授業である(他校はほとんどビデオだった)/欠席時のフォローとしてビデオ貸し出しがある/料金(他校は20〜30万円もした)などを総合して、おしえコムに入学を決めた。思えば、この選択こそ最大の勝因だったと思う。

● 先生が本当に親身になってくれた
私は学生時代、ほとんど勉強という勉強をしなかったので、宅建の勉強はある意味、新鮮だった。最初は、権利関係(民法)だったこともあって、今までちゃんと内容を理解していなかった「連帯保証」や「抵当権」といったことがらもわかるようになり、どんどんのめりこんでいった。勉強することを楽しく感じた。
しかしそれは、久保先生に教わったからだろうと思う。先生は、不動産業に精通しており、単にテキストの内容だけでなく、実務の話や業界のトレンドにも詳しかった。試験勉強が無味乾燥なものにならなかったのは、こうした興味をひく話をところどころに散りばめてくれたからだろうと思う。
自分は、先生をよく「利用」させていただいたと思う。勉強法や、内容についての質問を、授業のたびにした。そして、そのたびに先生はわかりやすく丁寧に、的確に(本当に的確に!)答えてくれた。そうした中で、先生の授業のビデオから音声だけカセットテープに録音して、仕事の行きかえりに車の中で聞いたりするようアドバイスももらった。

● 良かった点、反省すべき点
この1年を通じて良かった点(=合格に結びついた点)、反省すべき点を羅列すると、
[良かった点]
・先生の授業に、あきらめないで全部出たこと。
・反復学習を心がけ、同じ過去問を4〜5回程度、解いたこと。
・先生の授業で、ホワイトボードに書いてあることをノートに書かずに、直接テキストに書いて、情報源を集約したこと。
・勉強していてわからなかったことは、その場ですぐにメモしておき、次に先生に会った時に必ず聞いたこと。
・8月から始まる「スーパー予想答練」に参加し、35点を取る難しさに早めにきづいたこと。
[反省すべき点]
・最初の頃、気持ちがはやって、授業を受ける前に自分で勝手に、テキストにマーカーでラインを引いてしまったこと。
・12月〜4月頃まで、権利関係に力を入れすぎて、その後ペースダウンしてしまったこと(先生に言われていたのにもかかわらず、ペース配分を間違えた)。

● 次は「マンション管理士」を目指したい!
久保先生は、宅建の授業中によく「マンション管理士」試験との共通点等について、コメントしてくださった。それによると、両者の出題範囲は相当重なっており、宅建に合格したら、間をあけずに「マン管」「管理業務主任者」に挑戦したほうがよい、ということだった。
とはいえ、12月3日の合格発表まで何も手につかずにいたが、こうして合格がわかった今、心は来年の「マンション管理士」試験に向き始めた。
また、久保先生のお世話になるわけだ。これを先生に話すと、「出雲さんは、必ずまた一発合格できる!」と、励ましてくださった。
そして、本当にその気になっている自分がそこにいた。


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